長年悩んでいた肌荒れにワセリンで対処した話

スキンケア

みなさん、こんにちは!「はなちゃんブログ」のはなです。

あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、早くも半ばに差し掛かろうとしていますね。お正月は、ついつい美味しいものをたくさん食べて、心身ともにのんびりと過ごしました。

新しい年を迎えるたびに、気分も一新して「今年はこれを頑張ろう!」と、様々な計画を立てたくなります。私の今年の目標はいくつかありますが、一つは読書量を増やすこと、そしてもう一つ、長年にわたり気になっていた肌の乾燥とデリケートな状態について、根本からケアを見直すことでした。

繰り返す肌の乾燥と、スキンケアの迷子期間

実は、この冬は特に肌のコンディションが優れず、顔の特定の部分、特にほおのあたりが乾燥でごわつき、触れると少しピリッとするような、過敏な状態に悩まされていました。仕事が忙しい時期と重なったこともあり、「これも年齢によるものなのかな…」と、半分諦めかけていたのが正直なところです。

これまで、私は様々な保湿アイテムを試してきました。例えば、資生堂の有名な保湿クリームや、無印良品の敏感肌向けとして知られるクリームなど、どれも一般的に評判の良い製品ばかりを選んできました。これらのアイテムを使うと、一時的には肌がしっとりと落ち着く感触を得られるのですが、時間が経つとまた乾燥がぶり返してしまい、潤いの根本的な土台づくりには至っていないように感じていました。乾燥が続くと、肌の表面が不安定になりがちな状態が続いていたのです。

このような状況が続き、私は完全に「スキンケア迷子」になっていました。常に「何か新しい情報はないか」「もっとシンプルで、私の肌に合うものはないか」と、生活の中でアンテナを張る日々でした。そんな中で、ある偶然の出来事が、私の日々のスキンケアを見直すきっかけになったのです。この時の発見が、結果として私自身の肌の感触に大きな変化をもたらすことになりました。

世田谷のカフェで耳にした、思いがけないヒント

その日は、貴重な休日を利用して、世田谷の静かで居心地の良いカフェで読書を楽しんでいました。淹れたてのおいしいコーヒーを片手に、夢中で小説の世界に浸っていると、隣の席から、女性たちの明るく楽しそうな話し声が聞こえてきました。

ふと耳を傾けると、どうやら彼女たちは美容、特にスキンケアの話で盛り上がっているようでした。好奇心旺盛な私は、つい会話の内容に集中してしまいました。

「私、肌の保湿ケアは、本当に単純に、ある特定のアイテムしか使ってないの」 「え、何それ?そんなシンプルな方法があるの?詳しく教えてよ!」

そんな会話が聞こえてきて、私の興味は最高潮に達しました。スキンケア迷子だった私にとって、シンプルで効果的な方法があるなら、ぜひ知りたいと思いました。

すると、その中のひとりが、あるアイテムの名前をはっきりと口にしたのです。そのアイテムは、私が今まで「顔のスキンケア」とは全く結びつけて考えたことのないものでした。彼女が言うには、そのアイテムを顔に取り入れることで、肌の水分を逃がさず、肌のコンディションを快適に維持しているとのことでした。具体的な商品名も聞こえてきました。耳を疑いつつも、なぜか心の中では「これだ!もしかしたら、私の乾燥対策の切り札になるかもしれない」と直感的に感じたんです。

そのアイテムこそ、「ワセリン」でした。

未知のアイテム、ワセリンに対する最初のイメージ

ワセリンと聞いて、皆さんはどのような用途を思い浮かべますか?

私の場合、最初に頭に浮かんだのは、ボクシングの試合中に、ボクサーが目の下のデリケートな部分に塗ってもらうあの光景でした。外部の刺激から肌を守るための、保護剤としてのイメージが強かったです。あるいは、一般的に乾燥しやすい、リップケアやかかとなどの硬くなりやすい部分の保湿に使うもの、というイメージです。まさか、それを化粧水や乳液の後に、顔全体に塗るというスキンケア方法があるなんて、本当に驚きでした。

長年、私は「油分の多いものはニキビの原因になる」という先入観を持っていたため、ワセリンのような純粋な油分を顔全体に塗布することに、正直なところ、半信半疑でした。

「油分が多すぎると、私の肌に合わず、吹き出物ができてしまわないだろうか?」 「顔がずっとベタベタして、寝る時など不快にならないだろうか?」

色々な不安が頭をよぎりました。しかし、長年の乾燥による肌の不安定さに悩んでいた当時の私には、「藁にもすがる思い」 で、新しい選択肢として試してみる価値があるように思えたのです。

ワセリンの導入と、シンプルなケアの開始

そこで、カフェから帰る道すがら、私はすぐにドラッグストアに立ち寄りました。そして、あの会話の中で聞こえてきたワセリンを購入しました。

手に取ったパッケージには、確かに「ワセリン」と書いてあります。実際に蓋を開けて指で触れてみると、想像していたよりもずっと固めのテクスチャーで、やはり油分が凝縮されたような感触です。

「これを、本当に顔に塗るのか……」と、手に持って少し躊躇しましたが、意を決して、その日の夜から早速スキンケアに取り入れてみることにしました。

ワセリンを使ったスキンケアは、極めてシンプルです。私は、いつもの化粧水と乳液を使って肌に水分を補給した後、仕上げとしてワセリンを取り入れました。

具体的な手順としては、まず手のひらにごく少量のワセリンを取り、体温で温めるようにゆっくりと伸ばします。そして、それを顔全体を覆うように、肌に摩擦を与えないよう、そっと、薄く伸ばして塗布しました。

最初に塗った時は、やはり少しベタつきが気になりました。しかし、これは肌表面に保護膜を形成している証拠だと自分に言い聞かせ、しばらくするとその感触にもすぐに慣れることができました。

試行錯誤の末に感じた肌の感触の変化(個人の感想)

ワセリンをスキンケアの仕上げに取り入れてから、数日が経過しました。

そして、使い始めて1週間も経たないうちに、私は自分自身の肌の感触が変化していることに気がつきました。

あれほど気になっていた、乾燥からくるほおのデリケートな状態や、肌のざらつきが、使い始める前よりも穏やかになり、しっとりとした感触に変化していくのを、静かに見守ることができました。

鏡を見るたびに憂鬱だった、乾燥によって感じていた肌表面のつっぱりや不快感も、気がつけばほとんど意識しなくなりました。肌がしっかりと守られているような、安心感のある感触へと変わっていったのです。

なぜ、シンプルケアが私に合っていたのか

もちろん、これはあくまで私の肌で起こった個人的な変化であり、肌質や環境によって個人差があると思います。しかし、長年の悩みだった肌の不安定さが、たった一つのシンプルなアイテムで落ち着いてくれたことには、本当に驚きと、そして静かな感動を覚えました。

私の肌の場合、これまでの高機能な保湿クリームよりも、ワセリンが持つ**「水分を閉じ込め、外部刺激から守る」**という非常にシンプルな役割が、求めているケアだったのかもしれないと感じています。

推測になりますが、もしかしたら私の肌は、単に高価な成分や多くの添加物を必要としていたのではなく、極度の乾燥により肌の水分保持機能が低下していた状態だったのかもしれません。ワセリンが肌の表面に物理的な膜を張ることで、化粧水や乳液で与えた水分をしっかりと閉じ込め、同時に、乾燥などの外部からの刺激から肌を優しく守ってくれたのではないかと感じています。

このシンプルなアイテムの導入によって、私のスキンケアは、**複雑な工程や成分追求から解放され、より本質的な「保湿と保護」**へと立ち返ることができました。この経験を通じて、私はスキンケアに対する考え方が大きく変わりました。

悩みを共有し、新しい一歩を踏み出すきっかけに

今回は、私の長年の乾燥に関する悩みと、あるアイテムとの偶然の出会いについてお話しました。

美容や健康に関する情報は世の中に本当にたくさん溢れていますが、その中から、本当に自分自身に合う、無理のない方法を見つけ出すのは非常に難しいですよね。私もかつて、様々な製品に手を出し、迷走していました。

私は、偶然耳にした他人の会話という小さなヒントから、新しいスキンケアを試す勇気を持つことができました。そして、その一歩が、長年の肌の乾燥に関する悩みを和らげるきっかけとなったのです。

もし、今同じように肌の乾燥や、デリケートな肌の状態に悩んでいる方がいらっしゃったら、この私の個人的な経験が、何か新しい選択肢を見つけるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

美容や健康、生活に関する悩みは、一人で抱え込まずに、こうして情報を共有することで、解決への道が開けることもあるのだと改めて感じました。

私たちの日常には、このように、普段意識していない場所にも小さな発見やヒントが隠されているのかもしれません。これからも、私が日常生活の中で発見した「これは私の暮らしを豊かにしてくれた!」という情報を、このブログを通じて皆さんにお伝えしていきたいと思っています。

一緒に、心も体も健やかでいられるような日々を過ごしていきましょうね。

次回の更新も楽しみにしていてください。