結局日焼け止めってどれがいいの?

スキンケア

皆さん、こんにちは。はなです。

最近、本当に日が長くなりましたよね。お仕事から帰る頃でも、まだ空が明るくて、ちょっと嬉しいような、でも少し寂しいような、そんな気持ちになります。窓から差し込む光も、以前よりずっと強くなった気がして、ああ、また夏の季節が本格的にやってくるんだなと、少しドキドキしています。

私、学生時代から読書が趣味で、休日にはカフェでコーヒーを飲みながら、お気に入りの一冊をゆっくりと読むのが至福の時間なんです。特に日差しが心地よい季節は、窓際の席に座って、キラキラと輝く光を眺めながら物語の世界に浸るのが大好きでした。でも、そんな時間を過ごすたびに、ふと窓の外を見ると、あんなに強い光を浴びて大丈夫かな、と不安になるんです。

そう、今日のテーマは、私たちの肌を、日差しから守るための大切なアイテム、UVカット製品についてのお話です。

20代も後半になり、学生時代にはあまり気にしなかった肌への配慮が、少しずつ、でも確実に、重要だと感じるようになりました。若い頃は、海やプールで少し焼けた肌も健康的でかっこいい、なんて思っていた時期もありました。しかし、30歳を目前にした今、鏡を見るたびに、ふと目元や頬のあたりに小さな変化を見つけては、ドキッとするようになりました。一度定着した日焼けの跡は、なかなか手ごわいと聞きます。そう考えると、やっぱり日差しへのケアはできるだけ早めに、しっかりと行うべきだと心から思うようになったのです。

私の「日差しケア製品迷走」体験談

皆さんの中にも、きっと私と同じように、日差しケア製品選びに悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今や、SNSや動画サイトを開けば、たくさんの美容に関心の高い方々やインフルエンサーの方が、おすすめのアイテムを紹介してくれています。私も、昨年の夏は、とある有名な美容系YouTuberさんがと強く推薦されていたアイテムを、すぐに試してみました。

その方は、ご自身の腕にその製品を塗布し、夏の強い日差しの中を一日過ごした後、その結果を詳細に公開してくれていました。動画を見ると、塗布した部分とそうでない部分との間に明確な差が見られ、その効果の高さに感動して、私もその製品を迷わず購入したんです。確かに、その年は使用感に満足し、日差しの影響を気にせず過ごすことができました。

でも、今年の春、また新しい製品を探し始めたときに、同じYouTuberさんの最新動画を見て、少し驚いてしまったんです。昨年あれほど強く推薦されていた製品が、今年は「使用感は良いが、真夏の使用には少し不安を感じるかもしれない」というコメントで、おすすめリストから外れていました。そして、全く別の製品を「今年のイチ押し」として紹介されていたんです。

もちろん、毎年新しい製品が出てくるのは当たり前のことですし、その方の評価基準や、季節、肌のコンディションによっても、おすすめが変わるのは自然なことかもしれません。しかし、その動画を見た瞬間、私は正直なところ「あれ、去年の評価は何だったんだろう…」と少し戸惑ってしまいました。

情報過多の中で「迷子」になった私

その動画をきっかけに、他の発信者の方々の情報もいくつか見てみました。すると、ある人が「これは間違いない」と評価している製品を、別の人が「白浮きするし、自分の肌にはあまり合わなかった」と述べていたり、本当に情報がバラバラで、一体何が正しいのか、何が自分に合っているのか、ますます分からなくなってしまったんです。まさに「日差しケア製品迷子」という状態でした。

この「日差しケア製品迷子」の状態から抜け出すために、私は一つの結論にたどり着きました。それは、他人の「最高の製品」という評価をそのまま受け入れるのではなく、自分なりの明確な基準を持って、一つずつ試してみることです。

私の場合は、次の3つのポイントを基準に、製品選びを始めました。

1. 紫外線防御指数(SPF/PA)に対する信頼性と使い方

表示されている紫外線カット効果(SPF/PA)は、もちろん重要です。しかし、正直言って、表示されている数値だけでは、実際の防御力を完全に判断することはできません。SPF50+、PA++++と書かれていても、塗布量が不十分だったり、汗で部分的に流れてしまったりすれば、期待される効果は十分に発揮されないからです。

そこで私が実践しているのは、「日差しケアアイテムを塗る」という行為を、一日に何度も行うということです。朝、メイクをする前にしっかりと塗るのはもちろんですが、お昼休憩のときや、外出先で鏡を見たときに、スプレータイプやパウダータイプのものを使って、上からこまめに重ね塗りするようにしています。この「重ね塗り」を習慣にしてから、以前よりも安心感を持って一日を過ごせるようになりました。

2. 肌への負担と使用感

これは本当に人それぞれだと思います。私の場合、特定の成分に特に敏感というわけではありませんが、油分が多いものは吹き出物ができやすかったり、逆にアルコール成分が多いものは乾燥したりすることがあります。

そのため、できるだけ肌への優しさを考慮した処方や、専用のクレンジングを使用せず、日常の洗顔料や石鹸で落とせることを謳っているタイプのものを選ぶようにしています。たとえ防御効果が高くても、肌が荒れてしまっては、日々の使用を継続することが難しくなってしまいますからね。肌に合わない製品を無理に使い続けることは、長期的な肌の健康維持という観点から見ても避けたいところです。

3. メイクとの相性(特に日常使いで)

これは、特に朝のメイク時に重要になってきます。日差しケアアイテムを塗った後に、リキッドファンデーションやパウダーを重ねると、時に成分が反応してポロポロとカスが出てきたり、ファンデーションが均一に広がらずよれてしまったりする経験はありませんか?私は何度もこの失敗をして、朝からがっかりしたことがありました。

肌にしっかり密着し、その後のファンデーションのノリを邪魔しないテクスチャーであることも、毎日継続して使うためには非常に重要なポイントだと考えています。

試行錯誤の末に見えてきたもの

この3つのポイントをクリアするために、私は昨年の秋から冬にかけて、いくつかの製品を試しました。もちろん、真夏のように強い日差しを浴びるわけではありませんでしたが、休日に散歩に出かけたり、窓辺で読書をしたりする際に、実際に使ってみて、塗り心地や肌への影響を細かくチェックしました。

正直、試した中には失敗も多かったです。ある製品は、塗った瞬間に顔全体が真っ白になってしまって、夫に「なんか顔色悪くない?」と心配されてしまったり。またある製品は、塗り心地は良かったのですが、長時間つけていると少し肌の乾燥が気になってしまったり。

でも、そんな失敗を重ねるうちに、徐々に**「私の肌質やライフスタイルにはどんなテクスチャーが合うのか」**が見えてきたんです。この過程は、まるで自分専用のアイテムを探す宝探しみたいで、とても楽しい時間でした。

ようやくたどりついた「今の私に一番フィットする」アイテム

そうして試行錯誤を繰り返した結果、今の私が「これだ!」と思っている日差しケアアイテムが、2つあります。

一つ目は、「強力な日差しを浴びる予定の日」に使う、少し粘度のあるクリームタイプの製品です。これは、真夏に炎天下を歩く予定がある日や、長時間屋外で過ごすときなど、お肌を守る体制を整えたいときに使っています。肌への密着度が高く、汗をかいても流れにくいように感じられるのが、私のお気に入りポイントです。使用感がしっかりしている分、その後の安心感も高まります。

二つ目は、「普段使い」にぴったりの、軽やかなミルクタイプの製品です。これは、日常の買い物や、オフィスでの仕事など、屋内中心の生活で日常的に使うことを想定しています。とにかく塗り心地が軽く、肌にスッとなじむ感覚が心地よく、メイクの邪魔をしないので、毎日ストレスなく使い続けることができます。しかも、保湿成分が含まれているので、乾燥が気になる季節でも快適に使用できる点が気に入っています。

この2つを、その日の予定や肌のコンディションに合わせて使い分けるようになってから、私は長年の「日差しケア製品迷子」からようやく卒業できたような気がしています。

結論:自分にとっての「最高」を探す旅

もちろん、これはあくまで私の肌質とライフスタイルに合ったアイテムの組み合わせです。皆さんの肌質や環境に合う製品は、きっと違うかもしれません。

しかし、私がこの一年間で学んだのは、「誰かの『最高』という評価」を盲目的に追いかけるのではなく、自分の肌と真剣に向き合い、テクスチャーや使用感、そして持続性を確かめながら、自分にとっての『最高』を探すことの大切さでした。

巷に溢れる情報に惑わされず、自分の肌感覚を信じ、少しずつでもいいから、自分なりの「これだ!」という一本を見つける。その過程こそが、最も重要なのかもしれません。

そして、そうやって努力して見つけたアイテムは、どんなに高価なプロモーションがされているものよりも、私たちを心から納得させ、日々のケアを支えてくれる、頼もしい味方になってくれるはずです。

もし今、日差しケア製品選びに悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ私のように、いくつかの製品をじっくりと試してみてはいかがでしょうか。その小さな一歩が、これからの未来の肌を守る、大きな力になると私は信じています。

皆さんの「お気に入り」を見つけたら、ぜひ私にも教えてくださいね。

はなでした。