実家で祖母のヘナ染めを手伝った奮闘記

ヘアケア

皆さん、こんにちは。6月に入り、梅雨の気配を感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?私は先日、久しぶりに実家へ帰省し、家族とゆっくりとした時間を過ごしてきました。美味しいご飯を一緒に作ったり、近所の公園を散歩したり、たわいもないおしゃべりに花を咲かせたり。そんな穏やかな時間の中で、祖母がふと口にした「最近、白髪を染めてみたくなってね…」という言葉が、今回のブログを書くきっかけとなりました。

祖母はこれまで一般的な白髪染めを使っていたそうですが、頭皮への使用感が気になっていたようです。行きつけの美容師さんから「天然由来のものだと髪や頭皮への感触が優しいですよ」とアドバイスされたと聞き、私も興味を持ちました。そこで二人で色々と調べた結果、「ヘナ」という植物由来の染料を試してみようという話になったのです。早速、インターネット通販サイトのAmazonで「IPM」というブランドのヘナを購入し、祖母と一緒に初めてのヘナ染めに挑戦してみることにしました。

仕事柄、美容に関する情報には日頃からアンテナを張っているつもりでしたが、正直なところ、ヘナについてはあまり詳しくありませんでした。でも、この機会にしっかり知識を深めて、皆さんと情報共有できればと思い、祖母の白髪染めを手伝う傍ら、いろいろと調べてみました。さらに、行きつけの美容室のベテランスタイリストさんにもアドバイスをいただき、ヘナの興味深い点や使用する上での注意点などを知ることができました。

このブログでは、私たち親子が実際に体験したヘナ染めの様子や、スタイリストさんから教わったプロの視点を交えながら、ヘナにまつわる情報や注意点について詳しくお伝えしたいと思います。白髪が気になり始めた方、市販の白髪染めの使用感に迷いがある方、天然由来の成分に関心がある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ヘナ染めの準備:ワンタッチとツータッチ、どちらを選ぶ?

さて、いよいよヘナ染めの実践編です。私たちが今回試したのは、ヘナと**「インディゴ」**というもう一つの植物染料を組み合わせて使う方法です。スタイリストさんから、ヘナとインディゴはそれぞれ役割が違うと教えていただきました。ヘナは白髪をオレンジ色に、一方のインディゴは藍色に染める性質があるそうです。この2つを組み合わせることで、白髪の見た目を自然な印象に近づけることができるのです。

ヘナとインディゴの組み合わせ方には、大きく分けて二つの方法があると聞きました。一つ目は、両方の染料を混ぜたペーストを一度に塗布する**「ワンタッチ」。そして二つ目は、ヘナのペーストを塗布して一度洗い流した後、改めてインディゴのペーストを塗布する「ツータッチ」**です。

私たちは今回、祖母の髪をより丁寧に染めてあげたいと思い、手間はかかりますが「ツータッチ」に挑戦することにしました。まずはヘナのペースト作りからです。ヘナの粉末50gに対して、45℃程度のぬるま湯150gを少しずつ加え、よく混ぜてペースト状にしていきます。この時、温度が高すぎるとヘナの性質に影響が出る可能性があるそうなので、温度計でしっかり測りながら作ることが大切だと教わりました。

できたペーストを、祖母の白髪が特に目立つ分け目や生え際に丁寧に塗布していきます。この作業は、なかなか集中力が必要ですね。爪が染まってしまうこともあると聞いていたので、使い捨ての樹脂手袋をしっかり装着しました。ペーストを塗り終えたら、乾燥しないようにラップで包み、約1時間そのままの状態で待ちます。

1時間後、シャワーでヘナを洗い流すと、白髪部分がほんのりオレンジ色になっているのが確認できました。この時点でもかなり自然な仕上がりで、祖母も「これだけでもいい感じね」と嬉しそうでした。でも、ここからがツータッチの本番です。続いて、インディゴのペーストを作っていきます。

インディゴの粉末50gに対して、今度はヘナの時よりも少し高めの55℃程度のぬるま湯170gを混ぜていきます。ヘナの時と同じように、ダマにならないように丁寧に混ぜてペースト状にし、先ほどヘナを塗布した部分に重ねて塗っていきます。このインディゴのペーストも、1時間置いた後にシャワーで洗い流します。

2回の塗布と放置、そして洗い流し。合計で2時間以上かかる作業でしたが、仕上がりを見て、祖母と二人で感動してしまいました。白髪が自然な濃い茶色から黒っぽい色に染まり、髪全体が艶やかで、見た目にも健康的になったように感じられたのです。ツータッチは時間がかかりますが、その分、色の入り方が良いというスタイリストさんの言葉を実感した瞬間でした。

注意点と豆知識:ヘナ染めをより安全に楽しむために

ヘナ染めは天然由来の成分として知られていますが、すべての人にとって刺激がないわけではありません。行きつけの美容室のスタイリストさんから、いくつかの注意点を教えていただきました。

まず、最も大切なのは**「パッチテスト」**です。ごくまれにですが、ヘナやインディゴに対してアレルギー反応を示す方がいるそうです。特にインディゴはマメ科の植物なので、マメ科のアレルギーがある方は注意が必要とのこと。重篤な症状を引き起こす可能性もゼロではないため、初めて使用する際は、必ず事前にパッチテストを行うよう強く勧められました

そして、もう一つ、スタイリストさんから教えていただいたのが、ヘナとインディゴを混ぜるお湯の温度です。先ほども触れましたが、ヘナは45℃程度、インディゴは55℃程度が適温とされています。この温度を間違えると、うまく発色しなかったり、色の入り方が悪くなったりすることがあるそうです。特にインディゴは高温に弱い性質があるため、沸騰したお湯をそのまま使うのは絶対に避けてくださいとのことでした。

また、ヘナは染めた直後よりも、空気に触れることで酸化し、徐々に色が深まっていく性質があるそうです。私たちが染めてから数日後、祖母の髪の色はより深く落ち着いた色合いに変化していました。この点も、一般的なヘアカラーとは違うヘナならではの特徴と言えるかもしれません。

その他にも、スタイリストさんによると、ヘナは植物由来のトリートメント成分として髪にハリやコシを与える目的で使われることもあるそうです。実際に祖母の髪は、染める前よりも手触りが滑らかになったように感じられました

天然由来の成分だからこそ、その特性を正しく理解して使うことが大切だと改めて感じました。

日常の中に美と健康を。私たちができること

今回、祖母の白髪染めを手伝ったことは、私にとってとても貴重な経験となりました。ただ単に白髪を染めるという行為だけでなく、天然の植物が持つ力、そしてそれを正しく扱うことの大切さを学ぶことができたからです。

私たちの身の回りには、美容や健康にまつわる情報が溢れています。便利な商品もたくさんありますし、新しい技術もどんどん開発されています。その中で、何を選ぶか、どう取り入れるかは、自分自身の好奇心と探究心にかかっているのだと思います。

私自身、普段から読書や旅行を通して新しい世界に触れることを大切にしています。活字から得られる知識や、旅先で出会う景色、人、文化。それらが自分の感性を磨き、日々の生活を豊かにしてくれていると感じています。今回のヘナ染めも、私にとってはその延長線上にある「新しい発見」でした。

美容や健康は、特別なことではなく、日々の暮らしの中に溶け込んでいるものだと感じています。朝、一杯の美味しいコーヒーを淹れること。休日、ゆっくりと読書をしながら緑茶を飲むこと。そういった何気ない時間が、心と体の健やかさを保つ上でとても重要だと私は考えています。

「はなちゃんブログ」では、これからも、私が見つけたり試したりした、日常を少しだけ豊かにするような情報を、皆さんと共有していきたいです。もしかしたら、今回のように家族のちょっとした悩みが、新しい発見や学びにつながるかもしれませんね。

今回のヘEナ染めを通して、あらためて祖母との絆を深めることもできました。美容や健康の情報共有が、世代を超えたコミュニケーションツールになることもあるのだな、と実感しました。これからも、皆さんと一緒に、美と健康、そして豊かな生活を追求していきたいと思います。

皆さんのご意見や感想も、ぜひコメント欄で聞かせてくださいね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。