この度も「はなちゃんブログ」にお越しいただき、ありがとうございます。はなです。
五月晴れの日が続き、過ごしやすい季節になりましたね。窓から入る爽やかな風に、思わず深呼吸したくなります。新緑の香りがほんのり漂ってきて、ああ、一年で一番好きな季節だなぁとしみじみ感じています。
この季節、私の仕事場では、夏に向けての各種会議が本格的に始まります。締め切りに追われる日々も、読者の皆さんに喜んでいただけるプロダクト作りに携わっていると思うと、やりがいを感じるものです。忙しい中でも、週末の読書や、近場へふらっと旅行に出かける時間が、私にとっての何よりのリフレッシュになっています。
最近、友人とカフェで話していたのですが、仕事が忙しい時期はついつい食事がおろそかになりがちで、体重計に乗るのが怖くなる、という話題で盛り上がりました。私も同じで、気づけば甘いものに手が伸びていたり、夜遅くにがっつり食べてしまったり。そんな生活を続けていたら、お気に入りの洋服がきつくなっていることに気づき、これはまずいと焦りました。
体調を整えることは、心も健やかに保つことにつながると私は思っています。そして、それは日々の小さな積み重ねから生まれるものですよね。健康的な食事と適度な運動。分かってはいるけれど、なかなか継続するのが難しい。
でも、何か新しいことに挑戦して、少しでも毎日を豊かにするヒントを見つけたい。そんな好奇心から、私はあるレシピに挑戦してみることにしました。
筋トレレシピ界の新たな刺客、その名も「沼」
突然ですが、皆さん「沼」という食べ物をご存知でしょうか。そう、あの湿地の「沼」です。
少し前、YouTubeで爆発的に話題になった、アスリート食なのだそうです。その名前に少し戸惑いますよね。私も最初、友人に教えてもらった時「え、沼ってあの沼?」と聞き返してしまいました。
どうして「沼」という名前がついたのかというと、そのビジュアルが、お世辞にも美しいとは言えないから。具材がごちゃっと混ざり合い、水分をたっぷりと含んだ状態が、まるで沼のようだというのです。
でも、この「沼」、ただの面白い名前の食べ物ではありません。考案された方が、ボディビルダーなのだそうで、筋トレと減量を効率的に行うために考案されたレシピなのだとか。
栄養バランスに優れていて、満腹感があり、しかも調理が簡単。聞けば聞くほど、忙しい毎日を送る私にぴったりではないかと思いました。よし、これは試してみる価値がありそうだ。
ちょうど新緑の季節で心も軽やかなこの時期、何か新しいことにチャレンジするには最適だと思い、さっそく近所のスーパーへ買い出しに行きました。材料をカゴに入れていくにつれて、本当にこれで「沼」になるのかなと、ワクワクする気持ちと少しの不安が入り混じった、不思議な感覚に包まれました。
材料を揃えることから始まる未知への挑戦
スーパーで無事に買い出しを終え、いざ調理に取り掛かります。
この「沼」、必要な材料がなかなか独特で、最初は少し驚きました。 まず、鶏むね肉もしくはささみが600g。かなりの量です。タンパク質をしっかりと摂るためですね。 次に、干ししいたけが30gとワカメが10g。どちらも水に戻して使います。 そして、オクラが120g、だいたい10本くらいでしょうか。 味付けの主役となるのが、カレー粉が大さじ3。この時点で、ただのレシピではない予感がします。 さらに、米が300g。 最後に、味を調えるための塩・コショウが合わせて10g。 そして、これらを炊き込むための水が2000㎖。
こうして羅列してみると、まるで実験の材料リストみたいですね。私は普段、適当な分量で料理をすることが多いのですが、今回は正確に計量することにしました。なんといっても、初めて作るものですから。
材料を一つ一つ計量していく作業は、なんだか研究者になった気分で、少し楽しいものでした。干ししいたけとワカメを水で戻し、オクラはヘタを切り落としてからガクを取り、米はさっと洗います。そして、鶏むね肉は一口大に切りました。
全ての材料の下準備が終わり、いよいよ炊飯器に投入です。 炊飯器の釜に、米、鶏むね肉、干ししいたけ、ワカメ、オクラ、そしてカレー粉、塩、コショウを次々と入れていきます。 最後に水を2000㎖注ぎ入れ、スプーンで軽くかき混ぜてから、炊飯器のスイッチを「普通炊飯」にセットしました。
スイッチを押した瞬間、本当にこんなに大量の具材が、まともに炊けるのだろうかという疑問が頭をよぎりました。でも、待つこと数時間。炊飯器から漂ってくる、スパイシーで食欲をそそる香りに、不安はいつの間にか消えていました。
炊飯器が開けた、その先に広がる「沼」の世界
ピピッと炊飯完了の音が鳴り、いよいよ炊飯器の蓋を開ける時がきました。
ドキドキしながら蓋を持ち上げると、そこにはプロット通り、いや、プロット以上に「沼」な光景が広がっていました。カレー色をした水分に、お米や具材が混ざり合っていて、確かに見た目はあまり美しくありません。でも、そこからはカレー粉の良い香りが強く漂ってきて、食欲を刺激します。
この「沼」は、一度炊飯した後に、少し時間を置いて具材を混ぜ合わせるのが良いそうです。しゃもじでゆっくりと混ぜてみると、鶏肉はホロホロと柔らかく、オクラはとろりとした食感になっていました。まるで、じっくり煮込まれたリゾットのようです。
お皿に盛り付けて、一口食べてみました。
見た目とは裏腹に、その味は想像していた以上に美味しかったです。カレー粉のスパイシーな香りが食欲を増し、鶏むね肉の旨味が溶け出し、干ししいたけの風味とワカメの磯の香りが良いアクセントになっています。オクラのねばりけが全体をまろやかにまとめ、まるで本格的なスパイスリゾットを食べているようでした。
こんなに簡単で、そこそこ美味しいものが、本当にダイエット食なのかと疑いたくなるほどです。
沢山作ってしまったのですが、もちろん一気に全てを食べるわけではなく、何回かに分けて食べるしかないのですが、3日間かけて少しずつ食べることにしました。毎食、温め直して食べるたびに、そのまあまあの美味しさと手軽さに感動しました。
この「沼」生活を始めてから、間食が減ったように思います。これまでは、小腹が空くとついついお菓子に手が伸びていましたが、「沼」を食べることでしっかりと満腹感を得られるため、無駄な間食をしなくなったのです。
豊かさとは、日々のささやかな挑戦の中にある
今回の「沼」への挑戦は、私にとって新しい発見の連続でした。
最初は、ただのダイエット食だと思っていました。でも、実際に作って食べてみることで、その手軽さと美味しさに驚き、さらに、食生活を見直すきっかけにもなりました。
忙しい毎日の中で、食事を疎かにしてしまうことは誰にでもあることだと思います。でも、炊飯器一つでこれほど手軽にそこそこの食事が作れるというのは、私にとって大きな喜びでした。
そして「沼」を食べるようになってから、食費も若干ですが浮くようになりました。そして、感触もしないので、心なしか体重計に乗るのも気にならなくなったような気がします。これは、嬉しい変化です。
私たちは、日々、様々な情報に囲まれています。 「これ良いよ」「これ試してみたら」と、友人やネットを通じて、新しい情報がどんどん入ってきます。そのすべてを試すことは難しいですが、少しでも心が惹かれるものがあれば、思い切って挑戦してみるのも良いものですね。
それが、たとえ「沼」という少し変わった名前の食べ物だったとしても。
今回の挑戦を通じて、私は改めて、日々のささやかな試みが、生活を豊かにしてくれるということを実感しました。
読書や旅行もそうですが、今回の「沼」作りも、私の人生を彩る、素敵な経験の一つとなりました。
皆さんは最近、何か新しいことに挑戦されましたか。もし、何かおすすめの美容法や健康法、美味しいレシピがあれば、ぜひ教えてくださいね。 私もまた、皆さんのヒントを参考に、次の新しい一歩を踏み出したいと思います。
季節の変わり目、体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれもご自愛ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
はなより